インドの暗い路地裏には注意!

インドで貧乏旅行をしていた頃の話です。私と友人はバラナシというガンジス川のほとりの街につき、その日に宿泊する宿を探していました。だいたいこうした貧乏旅行では事前に宿を予約することはないのですが(オンライン予約などができない安宿が多いので)、その日は到着が深夜になってしまったため、私たちも早く宿を決めなくてはと少し焦っていました。

そうこうしているうちに、バラナシの安宿街のメインストリートを外れ、裏道に入ってしまったようです。あたりは薄暗く、宿の看板もありません。そして、私が「早く元の道に戻ろう」と友人に声をかけようとした時、友人が「きゃっ!」と声をあげました。見ると、暗がりからだれかが友人の腕を掴んでいます。私は大声をあげながら友人の反対の腕を引っ張り、明るい通りへと走り出しました。友人も、重い荷物を背負いながら必死についてきます。

明るい道に出て、落ち着いてから話を聞くと、暗がりから腕が出てきて掴まれたとのこと。何か言っていたけれど何を言っていたかはわからず、とにかく怖かった、と言っていました。

腕を掴んだ人はお金目当てだったのか、違う目的があったのか、真相は定かではありません。でも、裏道には不用意に入らないようにすること、それからいつでも走って逃げられるよう、身軽にしておくことは大切だと感じました。